大言小語 記事一覧
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大言小語 負担はだれが
青天の霹靂(へきれき)とはまさにこのことを言うのか。栃木県矢板市の市民はそう思ったことだろう。政府は、東京電力福島第一原発事故により栃木県内で発生した1キログラム当たり8000ベクレル超の指定廃棄物の最終(続く) -
大言小語 大地震への備え
発生確率は低いものの最悪の場合、死者は約32万人という衝撃的な被害想定が8月29日、政府の中央防災会議から出された。南海トラフでマグニチュード9.1という巨大地震が発生したという想定だ。最大の被害をもたらす(続く) -
大言小語 スマートハウスの10年後は
一気に押し寄せてきた〝環境配慮〟の波。住宅・不動産会社から送られてくるニュース・リリースで、環境以外をテーマにしたものを見つけるのが難しい。 ▼東日本大震災を機に、環境・防災・コミュニティがワンセッ(続く) -
大言小語 子供を育む住まい
家への帰路、電車に若い夫婦がベビーカーを操りながら乗ってきた。赤ん坊は大人しくしていて、時折、母親が様子を見る姿は微笑ましいはずだった。それが午後11時45分のことでなければ。しばらく大人しくしていた赤(続く) -
大言小語 4年前のこと
スポーツの祭典、ロンドン五輪が開幕した。16日間にわたって世界のアスリートたちがメダルと栄誉の獲得を目指して熱い戦いにしのぎを削る。前哨戦で快勝した「なでしこ」と「サムライ」のサッカージャパンの勢いに(続く) -
大言小語 〝お一人様〟ですか
「環境・防災・コミュニティ」がここ数年、住まいのキーワードになっている。ただ、本記で指摘した通り、この御三家はもはや市場での選別化にはつながらない。ポスト御三家は何か。ヒントは世帯構成の急速な変化にあ(続く) -
大言小語 持ち家離れ
若い人たちの持ち家離れが話題に上がることが多い。名だたる住宅メーカーやデベロッパーの社員でさえも、持ち家適齢期にある30代、40代が賃貸住宅に住んでいるケースが増えているというのだ。各社の幹部は、住宅を(続く) -
大言小語 「見ぬふり」は許されない
昨年10月、滋賀県大津市で男子中学生が飛び降り自殺をした。そして、今年の3月、全国最年少の女性市長である越直美大津市長は、自らのいじめられた体験を交えながら、自殺した中学生が在籍していた学校の卒業式で(続く) -
大言小語 洒脱な業界人
「忙中閑のときはお越しください」。東京・丸の内の日本工業倶楽部や日本橋の三越劇場。「常磐津利衛太夫」の名で常磐津を演じる枝村利一さんから届いた招待状の添え書きである。財界人らが長唄、清元などを披露す(続く) -
大言小語 変節ではなく礼節を
マニフェストに書いていなかった消費増税の実現に政治生命をかける野田首相。なぜ、そんなおかしなことになったかの説明はない。国民も悪い。「財務省の官僚に取り込まれた」など安っぽい批評で分かった気になって(続く) -
大言小語 無理ない節電の夏に
今年もまた節電の夏が近づいてきた。原発停止で、昨年は夏場のピーク電力カットが東日本一帯で取り組まれた。今夏は、西日本の電力不足が指摘されており、どちらもまた電力不足に悩まされる夏になりそうだ。 ▼昨(続く) -
大言小語 偽りか本物か
CG(コンピューターグラフィックス)、完成予想図などの表示についての改正は、さもありなんだ。デザインソフトの能力向上などによるCGの精緻化で、パースなど物件の完成予想図の〝完成度〟は、ここ数年で飛躍的に上(続く) -
大言小語 今こそ「江戸しぐさ」
10数年前、「ジコチュー」という言葉が流行った。自己中心的が過ぎ、傍若無人、横暴、傲慢の域に達する人たちを意味していた。東京の地下鉄駅には「ジコチューな」振る舞いを戒め、注意を促すポスターも張られてい(続く) -
大言小語 出口の見えない社会
停滞する政治、不透明さを増す世界経済、閉そく感を増す社会。様々な立場に身を置く多くの人たちが、意見を述べ合い、時に激しく対立する。しかし、社会や経済がグローバル化し、混迷の度合いが増す現代で何が正し(続く) -
大言小語 成熟社会に2つの制度
1国2制度といえば香港が真っ先に思い浮かぶ。香港の中国返還が差し迫る中、政権の影響力が強まることを心配した国外流出も話題になったが、今の香港は当時の混乱などまるで嘘だったような繁栄ぶりだ。返還先の中国(続く) -
大言小語 自然の猛威
今年のゴールデンウイークは暦の関係で、多くの人が長い連休を取れるようになっていたこともあり、全国の観光スポットで大にぎわいをみせた。しかし、GW後半には急激な気圧変化により、北関東に死者も出すような大(続く) -
大言小語 不都合な真実
日本のGDPは10年に中国に抜かれて3位に転落したが、93年から00年まで世界1位だった1人当たりGDPが17位になっているという「不都合な真実」は、ほとんど報道されていない。ここに日本の停滞があると思う。 ▼埼玉(続く) -
大言小語 住まいと絆
震災以降、絆やコミュニティが注目されている。マンションでは大災害が発生したときの共助に役立つとか、戸建てだと親子の会話が弾むように工夫された間取りなどが話題になる。しかし、間取りが原因で親子の会話が(続く) -
大言小語 熱戦に期待
建設・不動産業の従事者をメンバーとする大学ОB会の野球チームによる「URELベースボールリーグ」が5月9日、都内で開幕する。大学不動産連盟に加盟する大学ОB会のうち6校の野球チームが同リーグ戦に名乗りを上げた(続く)