東京カンテイによると、2025年6月の首都圏中古マンション価格(70平方メートル価格)は、前月比3.0%プラスの5851万円と11カ月連続で上昇した。全域での強含みに加えて東京都の事例シェア拡大も追い風となった。
都県別で見ると、東京都は同2.6%プラスの8826万円と14カ月連続のプラス、神奈川県(前月比2.0%プラス、4015万円)は集計開始以来で初の4000万円台に達した。また、埼玉県(同1.8%プラス、3013万円)や千葉県(同0.9%プラス、2816万円)でも上昇率が拡大している。
主要都市を見ると、東京23区は前月比2.4%プラスの1億333万円と14カ月連続で上昇した。主に都心部で高額な築浅物件が増加している影響もあり、前年同月比の上昇率は40%に迫ってきている。都区部は2カ月連続で1億円を超えた。また、横浜市(前月比1.8%プラス、4379万円)は4カ月連続の上昇、さいたま市(同2.3%プラス、3792万円)や千葉市(同1.8%プラス、2609万円)でも続伸しており、千葉市に関しては4カ月ぶりに前年同月を上回ってきている。