マンション・開発・経営

九電不×リンクジャパン、九州初のオンライン診療実装マンション

 オール電化マンション「グランドオーク」ブランドを手掛ける九電不動産(福岡市中央区)と、ホームIoTプラットフォームを開発・提供するリンクジャパン(東京都港区)は5月13日、両社が連携して福岡県久留米市において、スマートホームとオンライン診療サービスを実装した新築分譲マンション「グランドオーク諏訪野町」を開発すると発表した。

 同マンションには、リンクジャパンが提供するスマートホームサービス「eLife(イーライフ)」が各戸に導入され、スマートホーム統合アプリ「HomeLink(ホームリンク)」を通じて居室の家電を操作できる。また、近隣の医療法人社団いしい 大手町クリニック(福岡県久留米市)と提携し、入居者は「オンライン診療サービス」を受けることができ、支払いもアプリから電子決済が可能。薬剤事業を展開するメディバリー(東京都文京区)のオンライン服薬指導にも対応し、医師の診察から薬の宅配予約、支払いまでワンストップで可能とする。

 スマートホーム機器の全戸標準導入は、「グランドオーク」ブランドとして初めての試みとなり、スマートホームとかかりつけ医によるオンライン診療サービスを実装した新築分譲マンションは九州エリア初の事例という。

 「グランドオーク諏訪野町」(完成予想図)は、西鉄天神大牟田線「西鉄久留米」駅から徒歩6分となる。規模は鉄筋コンクリート造地14階建て。総戸数76戸、うち事業協力者2戸。間取りは2LDK~4LDK(61~126平方メートル)となる。2026年12月下旬の竣工で、27年2月下旬に引き渡す予定。