大和ハウス工業は9月16日、石川県白山市にマルチテナント型物流施設「DPL石川白山」を着工した。
北陸自動車道「能美根上スマートIC」から約500メートル、JR北陸本線小舞子駅から約900メートルに位置する敷地1万8793.75平方メートルに、延べ1万2061.54平方メートルの平屋建てを建設する。賃貸面積は1万1943.02平方メートルで、1区画約5260平方メートルから。最大2社のテナント企業が入居できる。竣工は、2026年9月30日を予定。総事業費は約30億円。
年間を通じて雨や風が強い日が多いエリア特性から、トラックバースを室内に設置し、トラックを建屋内に乗り入れて作業できるなど、悪天候でも安定して稼働できる体制の整備を図る。
北陸地域の中心部に位置し、金沢市中心部まで車で約30分、富山市中心部や福井市中心部まで車で約1時間と、近隣県へも短時間で配送可能な立地。「ラストワンマイル」と呼ばれる最終配送の拠点など、2024年問題への対応が必要となる中、配送拠点としてのニーズの高まりを見込む。