三井不動産は9月29日、次世代にわたって生き物と人が共存できる環境作りの取り組みについて、同社が東京ミッドタウン(東京都港区、事業者代表:三井不動産)と共に運営する「東京ミッドタウン日比谷」「東京ミッドタウン(六本木)」がそれぞれ認証を取得したと発表した。
「東京ミッドタウン日比谷」では、竣工時から有する日比谷公園・皇居と連続した豊かな緑化環境に加え、生物多様性への配慮を強化する施策を積極的に行ったことが評価され、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会が運営する「ABINC認証」を取得した。「東京ミッドタウン(六本木)」のミッドタウン・ガーデンは、都心部では希少な広大な緑地を有しており、2007年の竣工以来、従前地からの既存木の移植・保存、高木層を持つ樹林の保護、外来種などを除去する管理等を継続してきた結果、都心において生物多様性に配慮されていることが評価され、「自然共生サイト」に認定された。認定された約1.38haの緑地は都心5区においては最大級という。
なお、「自然共生サイト」とは、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定する区域のこと。