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総合
日管協 和歌山県支部長 「和歌山モデル」確立を目指す 末吉亜矢氏が参院選出馬 空き家・所有者不明土地など焦点に
日本賃貸住宅管理協会(日管協)和歌山県の県支部長の末吉亜矢さん(54)=写真=がこのほど、今年7月の参院選挙和歌山選挙区(改選定数1)に無所属で立候補すると表明した。2011年に和歌山青年会議所(JC)理事長、17年に和歌山商工会議所青年部副会長と地元経済界の要職を務める一方、不動産会社・三商社長として16年から20年まで和歌山県宅地建物取引業協会広報啓発委員長、24年に日管協和歌山県支部長に就任。経済界・不動産業界を始めとする地元で幅広く太い人脈を築いており、周囲からの期待に応えての出馬だ。
地元の既存企業や起業家支援などを通じた雇用創出による活性化や、子育て世代や女性、高齢者・障がい者などの声を吸い上げての女性活躍の場づくりや福祉充実、不動産業出身を生かした現実的な空き家・所有者不明土地対策などに取り組む考えという。
JC活動や不動産業界で培った「まちづくり・人づくり」の経験から、「地域を強くしなければ日本全体が強くなれない」と訴え、「空き家率全国ワーストワン」の和歌山県を作り変え人口減少・過疎化に直面する地方に向けた「和歌山モデル」の確立を目指す。前有田市長が参院選に無所属で立候補を表明したため和歌山選挙区は保守分裂になる中、浮動層や女性層も意識しつつ「決断力・現場力・洞察力」を武器に打って出る。立候補の意気込みを聞いた。(聞き手・大阪支社、播俊希)