決算

建設事業の利益率低下 不動産賃貸は堅調推移 大東建託 中間決算

 大東建託の2026年3月期第2四半期決算(連結)は、主力の不動産賃貸事業が堅調に推移して建設事業の減益を補い、増収減益となった。

 建設事業は完成工事高が2640億円(前年同期比1.2%減)。資材・労務費上昇による総利益率の低下が響き、営業利益は199億円(同24.0%減)となった。

 一方、不動産賃貸事業は売上高5948億円(同3.0%増)、営業利益456億円(同5.5%増)と拡大し、家賃保証や一括借り上げ、営繕関連の収益が堅調に推移。入居率は居住用97.3%、事業用99.4%と高水準を維持した。

 また、不動産開発事業はアスコット社の連結効果などで売上高604億円(同144.8%増)、営業利益59億円(同105.1%増)と大幅増。開発型の収益基盤拡大が進み、不動産投資残高は2281億円へと拡大した。

大東建託 (連結)

決 算 26年3月第2四半期

売上高 9,595億円 (5.8%)

営業利益 693億円 (△2.4%)

経常利益 713億円 (△3.3%)

当期利益 498億円 (△2.4%)

予 想 26年3月

売上高 1兆9,700億円 (6.9%)

営業利益 1,250億円 (5.2%)

経常利益 1,270億円 (△1,9%)

当期利益 900億円 (△4.1%)

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