東日本不動産流通機構(レインズ)は10月10日、首都圏の中古住宅の市場動向を公表した。直近9月について、マンションの成約件数は4475件(前年同月比46.9%増)となり、成約価格は平均5352万円(同10.1%増)と共に11カ月連続で増加した。新規登録価格は、平均5867万円(同28.7%増)と17カ月連続で上がっている。在庫件数は、4万3850件(同3.4%減)となり、2カ月連続で減少した。
エリア別に成約価格を見ると、東京23区は1995件(同56.6%増)と9月連続で増え、多摩が436件(同60.9%増)と11カ月連続で増加した。横浜・川崎市は770件(同45.0%増)、神奈川県他が306件(同36.0%増)と、こちらも共に11カ月連続で増加。埼玉県は489件(同50.5%増)となり、千葉県が479件(同13.8%増)だった。
エリア別の成約価格は、千葉県と神奈川県他で下落し、残りは上昇している。東京23区は平均7620万円(同12.8%上昇)と唯一、二桁の上昇率を見せた。多摩は同3946万円(同1.7%上昇)となり、横浜・川崎市が4249万円(同1.8%上昇)だった。
