東京カンテイがまとめた2025年9月の首都圏・分譲マンション賃料(平米単価)は、前月比0.4%マイナスの3843円と小幅な下落となった。全域で弱含みを示し、1都3県そろって下落するのは昨年10月以来。東京都は4614円(前月比1.2%マイナス)と10カ月ぶりに反転下落。神奈川県(平米単価2652円、前月比0.9%マイナス)、埼玉県(同2115円、同0.8%マイナス)、千葉県(同2058円、同0.6%マイナス)も軟調だった。
東京23区は4809円で前月比1.0%マイナス。築5年以内の物件に調整が入った一方で、築11~20年の下落以外は堅調基調を維持した。千葉市では美浜区の事例増により前月から2.2%上昇し、地域による明暗が見られた。