決算

今後も目標上回る見通し通期予想、中計を修正 第2四半期決算、サンセイ

 サンセイランディックの25年12月期第2四半期業績は、増収増益だった。「底地の販売が大幅に増加したことにより、売上高、各利益ともに前年同期及び計画を上回った。仕入れも計画通り堅調に推移している」(三浦玄如管理本部長)。

 通期の連結業績予想を修正した。「主力事業である不動産販売事業において底地の販売が堅調に推移することに加え、底地、居抜き及び所有権のいずれにおいても、利益率が計画を上回ることが見込まれる。営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益が計画を上回る見通しとなった」(同)。

 更に中期経営計画の目標を、営業利益20億円から25億円に、経常利益16.5億円から20億円に、それぞれ修正した。「25年12月期の業績予想が、27年12月期(中計最終年度)の経営目標を上回る見通しとなったことに加え、足元の仕入れが堅調に推移しており、今後もその傾向の継続が見込まれる」(同)。

 松崎隆司社長は「底地に関しては強化エリアでの仕入れ拡大を進めており、特に関西や名古屋で実績が出ている」ことを紹介。中計で掲げる地域活性化推進事業については「今後3年間で八幡平市、平戸市、伊豆地方が抱える社会問題の解決に事業を通して貢献していく。28年度以降は全国展開を考えたい」と展望を語った。

サンセイランディック

決 算 25年12月期第2四半期

売上高 145億円 (11.7%)

営業利益 22億円 (118.4%)

経常利益 20億円 (141.1%)

当期利益 14億円 (146.1%)

予 想 25年12月期

売上高    240億円 (△6.3%)

営業利益 20億円 (7.3%)

経常利益 16億円 (4.1%)

当期利益 11億円 (4.7%)

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