東京カンテイによると、25年5月の首都圏中古マンション価格(70平米価格)は、前月比2.6%プラスの5679万円と10カ月連続で上昇した。東京都の強含みや事例シェア拡大などが影響した。
都県別で見ると、東京都では同3.5%の8599万円と13カ月連続のプラスで、前年同月比の上昇率は32.7%へ拡大した。神奈川県(前月比1.4%プラス、3936万円)や千葉県(同0.8%プラス、2791万円)も堅調な推移を示した一方、埼玉県は横ばいの2960万円と緩やかな上昇傾向が一服する結果となった。
主要都市の中古マンション価格は、東京23区で前月比3.1%プラスの1億88万円と13カ月連続で上昇し、集計開始以降で初めて1億円の大台に達した。前年同月比では30%超の上昇率が継続している。また、横浜市(前月比2.3%プラス、4303万円)も上昇傾向で推移している。さいたま市(同1.7%プラス、3708万円)や千葉市(同1.1%プラス、2562万円)でもプラスを示したことで3月の水準を上回った。