売買仲介

首都圏分譲マンション賃料が続伸、6月単価3839円 東京カンテイ

 東京カンテイによれば、2025年6月の首都圏・分譲マンション賃料(1平米当たり)は、前月比1.3%プラスの3839円と7カ月連続で上昇した。引き続き高額事例の発生によって強含んだ東京都が押し上げる形となった。都県別では、東京都は2.2%プラスの4610円と7カ月連続で上昇。千葉県も0.9%プラスの2130円と続伸したことで直近1年間での最高値を更新した。一方、神奈川県は1.6%マイナスの2751円、埼玉県は0.2%マイナスの2207円となった。

 主要都市を見ると、東京23区は前月比2.4%プラスの4803円と7カ月連続で上昇。千葉市(0.2%プラス、2037円)ではわずかながら続伸となった。一方、横浜市(0.9%マイナス、2963円)やさいたま市(0.5%マイナス、2754円)ではマイナスとなっており、当月と平均築年数が同程度であった月の水準を下回っていることから、正味トレンド自体も軟調となっている。