Pick Up!
- 2025年度宅建試験 合格ライン34~35点を想定
- 金子恭之元総務大臣が新たな国土交通大臣
- 「晴海フラッグ」の所有戸数の2割は法人
1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事をピックアップします。まずは、1位の「2025年度宅建試験 合格ライン34~35点を想定 知識レベルは例年並みも問題形式で難度が上昇(2025/10/21号)」になります。10月19日に全国で実施された宅地建物取引士試験の解答・解説を掲載した号になります。本紙では、同試験の合格ラインを34~35点としました。昨年の37年よりも低い水準で、これまでにも触れてきましたが個数問題が多く、時間を要する問題も多かった印象です。新卒で不動産会社に入社した1人は、初めての宅建士受験について、「結構難しかったです」と手応えは今一つだったようですが、今年はそんな新入社員も少なくなかったのではないでしょうか。
次に挙げるのが2位の「金子恭之元総務大臣が新たな国土交通大臣に就任(2025/10/23配信)」になります。10月21日に高市早苗首相が誕生し、その後の組閣で国土交通大臣に16年ぶりに自民党から就任したというニュースです。国交省が網羅する範囲は建設・不動産にとどまらず、航空、運輸など幅広いですが、不動産の関係各所からは、外国人と外国資本による土地取得規制を強化する法案に注目しています。就任会見で金子国交相は、「省庁連携で対応」としていることで今後の動向に目が離せません。
また、今年の住宅・不動産業界としては、年末の税制改正大綱で住宅ローン減税を要望の一丁目一番地と位置付けています。内需の柱である住宅市場はすそ野の広い産業であることを念頭に施策を推進していただきたいところです。
最後は、4位の「晴海フラッグ」の所有戸数の2割は法人 TRUSTART調べ(2025/10/20配信)」になります。外国人の取引規制に注目が集まる中で、民間企業が独自調査として、晴海フラッグの登記簿を調べて割り出した外国人比率のニュースに注目が集まりました。東京都千代田区による外国人がマンション価格を押し上げているという論理が一人歩きしていますが、不動産大手へのヒアリングによれば、外国人比率は各社とも1~2割という声でほぼ一致します。今回のTRUSTARTの調査は、それを裏付けるような結果となっています。国土交通省も現在、登記簿等で所有者の属性を調査しています。その結果がどのようになるのか楽しみです。




