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EV車両からマンションへの「給電」に成功 レジル・Moplus

 レジル(東京都千代田区)と、日産自動車と三菱商事の合弁会社Moplus(東京都千代田区)は、EV(電気自動車)と、EVと建物をつなぐ「V2Xシステム」を活用した独自の仕組みを構築し、停電時に電源供給のルートを自動で切り替え、EVキャラバン(バス車両)からマンションへの給電に成功したと発表した。

 今回、千葉県船橋市内の総戸数723戸の分譲マンション「ルネ・アクシアム」を検証場所とした。暮らしでのBCP(非常時の継続計画)対策として、同独自の仕組みの有用性について、集会室やエレベーターへの給電データを計測して実証した。非常用電源として活用するEVキャラバンを「走る蓄電池」として、社会実装できるように検証を重ねている。今後は、電気料金の低減できるエネルギーマネジメントシステムとの両立も実証する。