大和ハウスグループの米国・キャッスルロック社(テキサス州ヒューストン)は11月1日、米国南東部のアラバマ州で事業を展開しているレンホームズ(レン社)の戸建て住宅事業を譲受した。
レン社は、アラバマ州畔津ビル地域を中心に、買い替え層向けの高価格帯商品を中心に事業を展開。2024年度には80戸を引き渡した。同社が事業を展開するアラバマ州ハンツビル都市圏は、宇宙・防衛関連の拠点や、IT関連の研究・開発拠点、精密機械などの先端生産拠点などが集積。2000年末から24年末までに人口が58%増加。今後も人口の増加が推計されるなど、堅調な住宅需要が見込まれる。
テキサス州で一次取得者向けの商品供給に強みを持つキャッスルロック社は、24年12月期において住宅引き渡し戸数1465戸を計上。21年9月に大和ハウスグループ傘下に入った同社は、23年7月にアリゾナ州フェニックスに拠点を新設。24年1月にはジョーンズ社の戸建て住宅事業を取得し、テネシー州に進出した。今回、レン社の戸建住宅商品のデザインや営業手法などのノウハウを取得することで、更なる規模拡大を見込む。
大和ハウスグループはキャッスルロック社のほか、スタンレー・マーチン社、トゥルーマーク社との3社で経済が好調な米国の東部、南部、西部を結ぶスマイルゾーンを軸に事業を拡大。26年に米国での年間住宅引き渡し戸数を24年の7095戸から1万戸超への拡大を目指している。




