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TOTO サウジに現地法人設立、中東での販売強化へ

 TOTOは9月21日付けで、サウジアラビア王国リヤドに「TOTO ARカンパニー」を設立した。資本金562万5000サウジアラビア・リヤル(約150万米ドル)。社長には東本浩之氏が就任した。

 同国は大規模な国際イベントを控え公共施設やホテル建設が進行。更なる経済成長が見込まれると共に、水消費量が年々増加している一方、大便器の平均洗浄水量は3.5ℓ以下に制限されている。同社は、その基準を満たしつつ優れた洗浄性能を発揮する節水便器を揃えている。

 今後は、26年5月に建築専門家向けの「TOTOテクニカルセンター」をリヤドに開設する予定。同施設を通じ、デベロッパーやインテリアデザイナーなどの専門家に同社の技術力やデザインを訴求し、ホテルや商業施設などへの提案活動を強化する方針だ。

 中東地域では2005年にアラブ首長国連邦ドバイに営業所を設けており、今回の法人設立によってサウジアラビアでの販売活動強化や、中東地域でのブランド拡大を図る。