東京カンテイが調査・分析した「首都圏・中古マンション相場価格(坪単価)」によると、2025年上半期(1〜6月)は前期比7.6%プラスの427.1万円と25期連続で上昇し、集計開始以降初めて400万円を突破した。東京都は519.4万円(前期比9.6%プラス)と圏域平均を引き上げているが、24年に急上昇した都心部では高値への警戒感から鈍化する動きが見られた。また、神奈川県(同2.2%プラス)や埼玉県(同3.6%プラス)、千葉県(同4.8%プラス)でもプラスとなったが、相対的に価格水準が高い神奈川県や埼玉県でも上昇率が縮小した。
東京都のうち、東京23区は554万円(同9.6%プラス)と3期連続で10%前後の上昇率を示した。各エリアでは都心部が819.5万円(同9.3%プラス)と800万円台まで上昇。城南・城西は496.5万円(同6.6%プラス)、城北・城東は370.6万円(同7.6%プラス)となった。
同調査では、価格変動に影響する築年数と立地について一定の条件を設定することで、対象物件の均質化を図った数値を算出している。