三井不動産とオリィ研究所(東京都中央区)は9月11日、東京・日本橋エリアで分身ロボット「OriHime」を活用した新たな観光体験「OriHime日本橋ガイドツアー」を開始した。これは遠隔地にいるパイロット(操作者)がロボットを介してその場に〝分身〟のように存在し、リアルタイムで会話やしぐさを交えながらコミュニケーションできる遠隔操作型ロボット。
「OriHime日本橋ガイドツアー」は、パイロットが「OriHime」を操作しながら街の観光案内をする取り組み。参加者は肩に乗った「OriHime」を通じてパイロットと目線を共有し、会話をしながら歩くことで、まるで一緒に街を巡っているような臨場感のある観光体験が可能となる。また、パイロットは英語でのガイドにも対応する。
同社では、インバウンド向けの新たな観光資源の創出、そして遠隔からのガイドを可能にすることで急増するインバウンド対応に伴う観光業の人材不足という社会課題にアプローチするとしている。