彼方の空 記事一覧
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彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇180 Z世代の住まい 生涯2度の住み替え 築年を超える新志向
そろそろ住宅適齢期を迎え出すZ世代(90年代後半から2010年頃までに出生)だが、その住宅計画は中古市場を軸としながら少なくとも生涯2度の住み替えを要することになるだろう。資産価値の維持という〝綱渡り〟にも似(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇179 〝奇跡〟の大里綜合管理 51期目がスタート 女性塾2度目の視察
不動産女性塾(北澤艶子塾長)は5月27~28日、51期目がスタートした大里綜合管理へ2度目の視察を行った。 ◇ ◇ 社員全員が労働時間の4割をボランティアに使い、これまでに250以上の地域貢献活(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇178 〝50年ローン〟に想う 35年超が全体の16% 銀行も長期化に意欲
Z世代など若い世代を中心に50年ローンを含む〝超長期ローン〟の利用が増えている。住宅金融支援機構の「24年度 住宅ローン貸出動向調査結果」によれば、返済期間を35年超とする住宅ローンの利用は21年の8.6%から24(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇177 全米アジア不動産協会 初の東京大会開催 北澤艶子氏が受賞
北澤商事(東京都足立区)の北澤艶子会長は5月15日、全米アジア不動産協会(AREAA、アレン・チャン会長)の「グローバル・リアルエステート・アライアンス~会長功労賞2025」を受賞した。同協会は不動産業界の〝万博〟(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇176 首都圏新築マンション 2万戸台に定着か 戦略的縮小局面へ
首都圏で売り出された新築分譲マンションの戸数が昨年(2024年)度は2万2239戸(前期比17.0%減)で3年連続の3万戸割れとなった。そればかりか過去50年間(半世紀)で最少となった(不動産経済研究所データ)。 (続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇175 33年目のコンサル 社会課題解決の力に 「各士業の枠超える」
不動産流通推進センターは5月1日、新雑誌『不動産コンサルティングプラス』を創刊した。空き家対策などを背景にコンサルティング業務に対する関心が高まりつつある今を好機と捉え、コンサル業務の更なる普及・発展(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇174 哀しき空き家叙景 一緒に居ればこそ 家族の幸せな記憶
わが家(千葉県船橋市)は旧日本住宅公団が土地分譲した高根台団地の中にあるが、現在そのわが家から歩いて1分程の圏内に空き屋が3軒ある。1軒は隣家で、あとの2軒はすぐ近くの角を曲がって20メートルほど行った道の(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇173 恒例の花見&総会 高い志に共感集まる FRP会員48人に
一般社団法人不動産流通プロフェッショナル協会(FRP=真鍋茂彦代表理事)の社員総会が4月1日、東京・市谷のアルカディアで開かれた。会員が48人に達し、役員、顧問、推薦人などを加えるとその規模は60人程になる。報(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇172 吉田兼好VSナイチンゲール 3省が連携体制へ 健康と住宅は密接
吉田兼好は徒然草で「家づくりは夏をもって旨とすべし」と書いた。「家を造るときは、なによりも夏が快適に過ごせることを考えるべきだ。冬が寒くても、火を熾し、重ね着をすればなんとかなるが、夏の蒸し暑さは耐(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇171 第44回不動産女性塾 平林良仁氏が講演 「運を良くする十カ条」
3月25日に開かれた第44回「不動産女性塾」セミナーはキャピタル・アドバイザリー会長の平林良仁氏による講演「運を良くする十カ条」だった。塾長の北澤艶子氏はこの日の講演をいつにもまして熱心に聞いた。 (続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇170 4月といえば新生活 業の原点を誇りに 暮らし支える賃貸
今週から新年度となる。賃貸住宅市場の繁忙期も一段落というところだろうが、気になるのが更新時における継続中の入居者に対する家賃値上げ請求が多くなってきていることだ。世界的なインフレの進行による資材価格(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇169 〝住む〟と〝泊まる〟融合 リアテクノロジーズ 再び脚光浴びる民泊
「〝住む〟と〝泊まる〟を区別する意味は必ずしもないかも……」と語るのはレジデンシャルホテル(レジホ)の一括運営代行を手掛けるリアテクノロジーズ社長の橋野宜恭(はしのよしたか)氏。賃貸マンショ(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇168 薄れる景気刺激効果 福祉強化を賃貸で 住宅政策転換は今
夜遅く、酔って帰るときに思うのは「帰るところがあるということはしあわせなことよ」という自虐である。若い時は乗り換えが面倒だとか、駅から遠いとか嘆いたものだが、どんなに遠くても、たとえ危なっかしい足取(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇167 住宅価格が下がる魔法 黒木税理士「消費税2%に」 税率下げても税収変わらず
不動産経済研究所の調査によれば、昨年1年間に売り出された首都圏新築マンションの平均価格は7820万円だった。都県別では東京23区が1億1181万円(23区以外は5890万円)、神奈川県は6432万円、千葉、埼玉は5500万円~(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇166 諦めない人口減少 マインドチェンジも デザイン構想力が鍵
「経済現象の7割は〝人口減少〟で説明がつく」とエコノミストの北井義久氏(前・日鉄総研チーフエコノミスト)は言う。GDPの約6割は個人消費だから人口減少が経済に与える影響の大きさからしてもっともな説である。(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇165 一部屋運動が加速か 命を守る住宅政策へ 断熱・耐震化を補助
「かつては景気刺激が目的だった国土交通省の住宅政策が庶民の健康と命を守る方向にはっきり変わり始めた」――と語るのは一般社団法人健康・省エネ住宅を推進する国民会議理事長の上原裕之氏。 ◎ ◎ (続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇164 コンサルと不動産鑑定 連携強化に活路か 難解な〝最適解〟
不動産コンサルティングと鑑定はどう違うのか。どちらも依頼を受けた対象土地で最有効使用を見つける仕事だ。しかし昨今は産業構造の転換、IoT技術の進化とスピードの速さ、環境意識の高まり、更には建築費の高騰も(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇163 北澤商事、創業70年へ 地域に貢献し、共に歩む 豆まき式に見た地元パワー
よく〝地域と共に歩む〟という言い方をするが、来年創業70周年を迎える東京・西新井の北澤商事(北澤敏博社長)は間違いなく、その地域と共に歩んできた。 西新井にある関東厄除け三大師の西新井大師で2月2日、(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇162 楽しくお別れ 心に沁みた役員挨拶 語りつくせぬ思い出
「人生楽しんだもん勝ち」――アールシーコア創業者、二木浩三氏はこの言葉をよく口にした。ときに真顔で、ときにため息まじりに。深い感性を忍ばせたログハウスのBESSシリーズは「暮らしを楽しむための道具」とはし(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇161 Rebaseの職場視察 〝談笑〟効果を実践 楽しく生産性向上
オフィスのあり方が変わった。今でも部署ごとにデスクを対向させて社員同士が向かい合い、端に上長の机を配置する〝島型レイアウト〟の会社も少なくはないが、要は組織における人間関係のあり方が変わってきたのだ(続く)